【比較】工場に必須!集塵機(200V)の選び方|主要メーカー新品価格と消耗品・中古機について(作成中)
集塵機・集塵設備はなぜ必要?
木工所や樹脂加工工場で欠かせないのが「集塵機・集塵設備」です。
集塵機を使わずに作業することも不可能ではありませんが、メリットは初期費用がかからないことと、設置スペースを取らないことくらいで悪影響のほうが圧倒的に多くなります。
といった問題が起こりやすくなります。
工場が汚くなるのが一番イメージできますが、綺麗な職場でないと他社からの印象も悪くなります。
そのため、工場規模・使用される機械に合った集塵機を用意することが重要です。
移動型か据え置き型か? 選定の目安
集塵機には主に「移動型集塵機」と「据え置き型(一括集塵方式)」があります。
移動型集塵機
・各主要機械ごとに設置
パネルソーに1台、横切り盤に1台、自動鉋盤・手押鉋盤に1台等
工場によって台数の変動がある。
・初期投資が抑えられる
1台新品で約25万円~ 中古になると約8~10万円前後
・消耗品は主にビニール袋、集塵袋上下は破れたり、集塵能力低下(上袋)で交換。
据え置き型(井上電設 バグフィルター方式)
・工場全体を集塵装置1台でカバー
各機械に集塵配管を接続、粉塵は集塵装置に一括回収。
・作業工数が抑えられる
1台で集塵しているので、集塵ビニール袋の交換もこの1台だけで済む。
・消耗品は主にビニール袋(下袋)、数年に1回でフィルター交換
移動型集塵機(3馬力クラス)の比較と部品価格


メーカー | 型式 | 本体価格 |
---|---|---|
ムラコシ | MY150XN 2.2kW 標準 | ¥252,000 |
鈴木工業 | DT-30 マークⅡ 通気ダクト型 | ¥339,000 |
協和製作所 | KAZ-3CS 消音型 | ¥345,000 |
※協和製作所は消音型のみのラインナップです。他社の標準品より静音仕様となります。
メーカー | 部品 | 価格 |
---|---|---|
ムラコシ | モーター 2.2kW | ¥115,500 |
ムラコシ | 羽根 | ¥60,000 |
鈴木工業 | モーター | ¥92,700 |
鈴木工業 | 羽根 | ¥62,100 |
協和製作所 | モーター | ¥90,000 |
協和製作所 | 羽根 | ¥69,000 |
協和製作所 | マグネットSW | ¥19,500 |
共通仕様と交換基準
- ダクト径:100φが主流(一部125φ、150φもあり)
- 集塵袋:布袋+静電気防止PEビニール袋(透明、安全性◎)
- 消耗品交換の目安:
- 布袋=粉塵漏れや吸引力低下時
- ビニール袋=破損や産廃処理のタイミングで交換
- 羽根=摩耗・欠けたら交換
- モーター=コイル焼け等の故障時に交換(ベアリング交換を除く)
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