【KLEIBERIT】クライベリット501シリーズ(501.0/501.8/502.8)の違いと選び方【商品紹介】

はじめに

まいど!
本記事は弊社で新たに取り扱いをスタートした「クライベリット」の商品紹介になります。
といいましても、種類が3種類ありどれが自分に適しているか予備知識がないと選べることができないと思います。
資料に目を通しまして、商品の特性や違いについてまとめております。
どの製品が自分の作業内容、環境に適しているか選定して頂く判断材料になれれば幸いです。

クライベリットシリーズ(501.0/501.8/502.8)とは?

まず、クライベリット(Kleiberit)はドイツの高性能接着剤メーカーとして世界的に知られています。
なかでも「501シリーズ」と呼ばれる1液性ポリウレタン(湿気硬化型)接着剤は、木工・建築・樹脂・複合材など、幅広い分野で使用されています。

下記に定番の3品番「501.0」「501.8」「502.8」について、特性・用途・開放時間の違い等を表にまとめてました。

仕様比較表

項目501.0501.8502.8
タイプ1液性ポリウレタン接着剤(湿気硬化型) 500mlタイプ
安全性F☆☆☆☆(エフフォースター)取得。
「☆」の数が多いほど、安全性が高いことを示す。シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドの放散が非常に少なく、建築基準法上の使用規制を受けないことを意味します。)
オープンタイム約20分~25分約8分約5分
プレスタイム約60分約30分約15分
粘度約8,000 mPa·s約7,000 mPa·s約6,000 mPa·s
比重約1.13 g/cm³約1.12 g/cm³約1.12 g/cm³
色調淡黄色
接着対象木材・複合材・MDF・金属被覆材・セメントボードなど
特徴標準タイプ時間に余裕が
あり、大型部材にも対応
作業時間が501.0の約半分中速硬化タイプ3種類の中で最も速硬化
現場向けの仕様
耐水性水に濡れても剥がれにくい高い耐水性 D4(EN204)相当 
耐熱性100℃以上にも耐える耐熱性能
耐寒性寒くても柔らかく、割れにくい高い耐寒性能

※温度20℃、湿度65%状況下のデータになります。材料や環境条件によって変わります。
※引用元:Kleiberit公式技術資料、ホルツテクニカナゴヤ資料より一部引用

選定の目安

クライベリットシリーズの選定基準を一言でまとめると、
「接着時間(=硬化スピード)」の違いです。

接着剤の性能(強度・耐水・耐熱)は3種類ともほぼ同じです。
つまり、作業スピードや対象物のサイズに合わせて選ぶのがポイントです。

モデルオープンタイムプレス時間特徴向いている作業
501.0約20〜25分約60分標準タイプ大型部材や複数同時接着、落ち着いて位置調整したい作業
501.8約8分約30分中速硬化タイプ一般的な家具やパネル、汎用的な木工作業
502.8約5分約15分速硬化タイプ現場施工や屋外作業、早く固定したい用途に最適

オープンタイムは、塗布してから部材を圧着できるまでの猶予時間です。
この時間が長いほど、部材の位置合わせや複数枚の接着がしやすく、
逆に短いほど現場での即時作業性・時短効果が高くなります。

作業時間を短縮するにはより短い接着時間の方が、生産性が上がりますが
作業者の熟練度、作業内容によってはプレスするまでに接着面の硬化が開始してしまう恐れがあります。

作業環境の温度・湿度によっても硬化速度は変化するので季節や現場の条件に合わせて選定するのがおすすめです。

じっくり作業・複数パネルを接着・ドア等大型パネル作成         →  501.0
一般的な家具・建具製作・501.0の内容でより速度を求める方      →  501.8
屋外・短時間で仕上げたい現場作業                   →  502.8

お求めの方は

松田機工では、クライベリットシリーズ 3種類を取り扱っております。


納期の確認、お見積りのご相談もお気軽にどうぞ。

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